バンクシー展に行ってきました



10月5日に芸術の秋という事でバンクシー展「天才か反逆者か」に参加してきました。

平日の午前中という事もあり、密にならず、それぞれの感染対策もバッチリでしたので安心して参加する事ができました。

中に入ると、バンクシーや作品について説明されている大きなパネルがありました。皆さんとても興味深そうに読まれていましたね!

さらに進むといよいよ作品とご対面です。

見た事がある作品や初めて見る作品、または映像作品などコンセプトも様々で楽しく鑑賞する事ができました。

M2階には記念撮影ができるスポットもあり、ちょっと一息できるスペースもありました。また、3階で展示されている作品が見終わった後は、バンクシー展の物品販売もあり、各々好きなグッズを購入し、芸術だけではなくショッピングも楽しむ事ができました。




今回は、日々の訓練の一環としてバンクシー展に参加したので、バンクシーからの挑戦にみんなで挑んでみる事にしました!

挑戦内容:「女の子は風船を手放したのか?それとも、取り戻そうとしているのか?」




利用者さんと引率した支援員それぞれで考えてみた結果は下記の通りです。

利用者Aさん:手を伸ばそうとしていると思いました。離しているようにも見えましたが、       風船だけ色がついていて他はモノクロなのでモノクロの世界でただ一つ鮮やかな赤が希望に見えたので、それに手を伸ばしていると感じ取りました。
あかい風船は私自身が手放してしまい、また取り戻したと思っている気持ちである「純粋さ」を表現をしているように思いました。

利用者Bさん:風船の少女は手放しているように見えます。よく見るとスカートもなびいています。また、鑑賞者からすると少女と風船ですが、こっちがそう思っているだけで、白黒の少女がいる世界と赤い世界は世界線で、実は少女には風船が見えていないのではないかなと思いました。
見えていないけれども、手をのばしている、掴みとらないといけない何か?と考えると「あまりにも愛が遠い」という事を表現している作品だと思いました。

利用者Cさん:あの少女は風船を手放した事を惜しんでいるのではないかと思います。飛んで行った風船を普通に考えると掴めないし、作者は何か意図がないと描かないみたいだから「心を失わざるを得なかった。」というような意味があると感じました。本当の所はまだまだわからないですね。

利用者Dさん:私は、女の子は風船を手放したようにみえます。この女の子は子供らしい心を手放したところで、これから大人の作った枠組みの中で生きるというような風刺があると感じました。
女の子の表情をよく見ると笑っているようにみえるから彼女としては「試しに手放してみよう」程度に思っているかもしれません。風船は風でどんどん遠くまで行ってしまいそうな雰囲気が出ています。バンクシーの絵がこんなに細かいなんて知らなかったし、絵が描かれたその土地の事情などが知れていい経験になりました。

支援員A:体勢からは手放したように感じるのですが、女の子自身は手放したくはなかったんじゃないかなと思います。何かを諦めなければ大人になれない、というような不条理さを表現しているのではないかなぁと思います。シュレッダー事件で女の子部分だけ引き裂かれることも、資本主義や体制権力の中に染まってしまう「大人」を批判しているという風に取れるかなと思いました。ですので、風船は「純粋さ」とか「あるがままの生」だと思います。

支援員B:女の子が笑っているので、あえて手放したのだと思いました。しかし、赤いハートなので、手放してはいけない大切な感情でそれは「好奇心」なんじゃないかなと思います。


以上になります!

バンクシーの本当の真意とは違うかもしれませんが、こうやって意味や作者からのメッセージを考えてみる事で作品が本当の意味で自分の中に入っていくのではないかなと思います。

この記事を読んでバンクシーに興味を持って頂けたら嬉しいです。

機会があれば、バンクシー展へ足を運んでみてくださいね。



今回参加したイベント情報

イベント名:LANDIC presents バンクシー展 天才か反逆者か

期間:2021年7月2日(金)~2021年10月31日(日) 会期中無休

URL:https://banksyexhibition.jp/

住所:福岡市中央区大名1-3-36(UNITEDLAB(ユナイテッドラボ))

お問い合わせ先:2021banksy-fukuoka@ss-live.ws

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